自作ゲーミングPCと聞くと「難しそう」と思うかもしれませんが、実際にやってみると意外と簡単です。
- 手順が全て画像で理解できる
- 初心者向けのやさしい内容
- マネするだけでゲーミングPCが組める
筆者が初めてゲーミングPCを組んだときの状況を画像付きで解説します。
YouTubeではサクサクと組んでいる動画が多いですが、わかりにくい部分もあるんですよね。この記事は「初心者でも迷わない自作ゲーミングPC」を目指しました。
「自作ゲーミングPCを組みたいけど不安」という人に読んでほしいです。
100枚以上の画像で徹底解説!
自作ゲーミングPCを組むのに必要なもの
ゲーミングPCのパーツに関しては、【OS込み】予算12万円で組む自作ゲーミングPCの構成|初心者向けで紹介しています。
- ゲーミングPCのパーツ
- プラスドライバー(2種類は欲しい)
- 結束バンド(100均でOK)
自作ゲーミングPCを組むには上記のものが必要です。
プラスドライバーがない人は、100均で十分なので用意しておきましょう。
細いタイプと全長10センチほどのドライバーは欲しいところです。
結束バンドはPCケースに付属されているので、予備に少しだけあればOKです。
自作ゲーミングPCを組み立てる手順
- メモリを取り付ける
- SSDの取り付け
- CPUを取り付ける
- CPUクーラーの取り付け準備
- マザーボードをPCケースに取り付ける
- CPUクーラーの取り付け(ラジエーター・CPUクーラー)
- ケースファンを取り付ける
- 電源ユニットを取り付ける
- 配線する(グラボ以外)
- グラフィックボードを取り付ける
- 動作確認をする
ゲーミングPCを組む流れは上記のような感じです。
ゲーミングPCの組み立ては「挿し込む」や「ネジを締める」などの簡単な作業がメインになります。ゆっくり丁寧に進めれば、失敗しないので落ち着いていきましょう。
ここからは実際にゲーミングPCを組む手順を、画像メインで解説していきます。
ややこしい配線作業も、画像と図解で徹底的にわかりやすくしました。
メモリを取り付ける
ますはマザーボードにメモリを取り付ける作業から始めます。
マザーボードの付属品で使うものはありませんが、説明書は目を通しておきましょう。取り付け箇所や名称などを覚えておくと今後も役に立ちます。
マザーボードはASRockのB550M Steel Legend|MicroATXです。
マザーボードを安定した場所に置く
マザーボードは、デスクなどの安定した場所に置いて作業してください。
不安定な場所はNG。メモリを差し込むときにはある程度の力が必要ですし、ネジの紛失なんかも避けたいですからね。
梱包材のスポンジをそのまま利用すると、マザーボードに傷がつかないのでおすすめです。
メモリを挿すのは上記の2箇所です。
説明書の記載では「A2」と「B2」になっていました。
ラッチを開ける
メモリを挿す前にラッチを開けておきましょう。上記の◯印のところを下に押せば開きます。
メモリを挿し込む
使用するメモリはADATAの16GB。8GBが2枚のタイプですね。
メモリを挿したらこんな感じになります。
メモリの切り欠き部を合わせて、上から掌で抑えるように挿してください。
カチッと音がしたらOKです。
メモリの向きは上記のようになります。
ラッチが戻っていることを確認して、念のため全体を掌で抑えて完了です。
メモリの挿し込みが甘いとエラーの原因になるので、必ずチェックしておきましょう。
SSDの取り付け
SSDはKIOXIA|EXCERIA PLUS G3の1TBを選びました。
SSDは上記のヒートシンクの下に取り付けます。
ヒートシンクは2本のネジを緩めるだけ外れますが、裏面のゴムが張り付いている場合があるので注意してください。
このネジが小さいので、細いタイプのドライバーを使います。
ネジを緩めても取れない場合は、無理に剥がさずヒートシンクをグリグリと揺らして様子を見てください。
揺らしていれば少しずつ取れます。
ヒートシンクの下は上記のような状態で、SSDが挿し込めるようになっています。
SSDを差し込むときは、写真のように斜めにしてください。
指で押さえないと「SSDが持ち上がったまま」ですが、それで正常なので気にしなくてOKです。ただ、SSDが浮いているのでヒートシンクが装着しにくくなっています。
指でSSDを抑えながらヒートシンクを取り付けます。
ヒートシンクの裏にあるシールを剥がすのを忘れないように注意してください。
これでSSD、ヒートシンクの取り付けが完了です。
慌てずにゆっくり作業を進めましょう。
CPUの取り付け
ゲーミングPCの頭脳「CPU」を取り付けていきます。AMDのRyzen 5 5600というCPUですね。
CPUの取り付けは、メモリやSSDよりも簡単です。高価なパーツなので緊張するかもしれませんが、サクッと終わります。
取り付ける向きだけ注意してください。
CPUの取り付け箇所はマザーボードのやや上のほうです。
それでは取り付けに進みます。まずレバーを上げてください。
もし三角印が確認できなくても、写真の向きをマネして取り付ければ大丈夫です。
CPUが上記の写真と同じ向きになっていれば正解です。
ズレやガタ付きがないか確認して、問題がなければレバーを下ろします。
これでCPUの取り付けが完了しました。
ここまでの取り付けでマザーボードが上記の状態ならOKです。
ここまでの作業に問題がないか、再度チェックしておきましょう。
- メモリをカチッと音がするまで挿した
- SSDやヒートシンクにズレがない
- CPUの向きはバッチリ合っている
CPUクーラーの取り付け準備
CPUクーラーは「up Here」の簡易水冷クーラーを選びました。
上記のパーツを取り付けていきます。
簡易水冷クーラーの取り付けは、これまでの作業より少し難易度が上がります。取り付ける向きやネジを締める作業も慎重に進めましょう。
まずは取り付け準備をしていきます。
- パーツの確認
- 台座の変更
- ファン・ラジエーターの調整
まずは上記のように進めます。
まずは付属品の確認です。
この商品は「Intel」と「AMD」の両方に対応しているので、使わないパーツもあります。
- ラジエーター取り付け用ネジ
- 水冷ヘッド取り付けナット
- AMD用の台座パーツ
- CPU用の熱伝導グリス
今回使うはAMD製のCPUなので、上記のパーツのみ使います。
AMD用の台座パーツに交換する
マザーボードについているCPUファンの台座を取り外します。
ネジを外せば簡単に交換できるので、2箇所ともサクッと終わらせましょう。
取り付けるときは片方のネジだけ締めるのではなく、両方のネジを交互に少しずつ回していきましょう。また、力強く締めすぎないように注意してください。
ドライバーを回していって、止まったら最後に少し力を加える程度でOKです。
台座にガタツキがなければOKです。
これで水冷ヘッドの台座が取り付けられる状態になりました。
取り付け向きも確認しておきましょう。
ラジエーターファンの向きを変更する
ラジエーターファンの向きを変えます。
もともとファンが排気の向きになっているため、吸気の向きにしました。ネジを緩めてひっくり返して取り付けるだけです。
ラジエーターをケース前面に「吸気」として使用するための変更です。
ここまで準備したマザーボードやCPUクーラーをPCケースに取り付けていきます。
マザーボードをPCケースに取り付ける
PCケースはDeep CoolのMACUBE 110を選びました。
マザーボードをケースに取り付ける前に、ケースから不要なもの(組み立て時)を取り外します。
PCケースのパネル等を外す
- 付属品を出す
- カバーを外す
- ファンを外す
PCパーツを組み込むときに邪魔なものは全て取っ払いましょう。
Deep CoolのMACUBE 110には、結束バンドと各種ネジが付属しています。
マザーボード用のネジは18本入っています。
PCケースの「ガラスサイドパネル」を外してください。マグネット式なので簡単に外れます。
ケースに付属しているファンを外します。
ファンはケース裏面にネジ4本で止まっているだけなので、サクッと取っちゃいましょう。
「フロントパネル」を外します。
フロントパネルはプラスチック製の「ツメ」でしっかりハマっているので、外すのはけっこう力が必要です。
画像では上部から外しているように見えますが、フロントパネル下部に「取っ手」のような窪みがあります。窪みに指を掛けて、手前にグッと引けばOKです。
少しずつ外してケースを傷めないようにしましょう。
「サイドパネル」はネジで止まっているだけ。
ドバイバーを使わなくても手で回るくらいなので、緩めてからパネルをスライドさせると外れます。
マザーボードを取り付ける
ケース内のグラボホルダーは不要なので外してしまいましょう。
ケース内のグラボホルダーは「3連ファン」のグラボ用です。私が選んだグラボのサイズには対応していないので外しました。
PCケースを丸裸にしたら、マザーボードを取り付けていきます。
PCケースを寝かせた状態(ガラスパネル面が真上)でマザーボードをセットします。
PCケースにマザーボード用のネジが入っています。まずは8箇所にネジを入れて仮止めして、そのあとで全体を締めていきましょう。
ケース内のネジを締める作業は、全長10センチほどの短いドライバーが活躍します。
マザーボードを固定する前にパネルの位置も確認しておきましょう。
パネルには保護フィルムが貼ってあります。完成したらフィルムを剥がすので、青色のテープをケースに巻き込まないようにしてください。
マザーボードの取り付けが完了したら、CPUクーラーを取り付けていきます。
CPUクーラーの取り付け(ラジエーター・CPUクーラー)
CPUクーラーの取り付けです。下記の順で進めましょう。
- ラジエーターの取り付け
- 水冷ヘッドの取り付け
- 配線する(水冷ヘッド)
ラジエーターの取り付け
まずはラジエーターを取り付けます。
水冷ヘッドを仮置きして、ケース前面にラジエーターを固定します。
ケースの外から固定するのですが、まずは仮止めしてラジエーターの位置を調整します。
ラジエーターの位置に決まりはないですが、ケース内の底面に高さを合わせておけばOKでしょう。見た目はもちろん、ファンの位置も適しているかなと思います。
ここで使用するネジは「簡易水冷クーラー」に付属しています。
位置が決まったら、ネジで8箇所止めてラジエーターの取り付けは完了です。
水冷ヘッドをマザーボードに固定する
水冷ヘッドを取り付けていきます。
まずはCPUの上に付属の熱伝導グリスを塗りましょう。
グリスの塗り方に決まりはありませんが、取り付けたあとにグリスがはみ出さないのが理想です。
塗り方に関しては下記の動画を参考にしてください。
私は米印を選びました。
水冷ヘッドの設置面に貼ってある保護フィルムを剥がしてください。
あとはこのままグリスを塗ったCPUの上にセットして固定します。
付属のナットでまず仮止め、そのあとドライバーで締めていきます。
偏りがないよう全体を少しずつ締めます。水冷ヘッドとCPUの設置面が水平になるイメージで締めていく感じですね。
ナットはどこまでも締まるような感じなので、ほどほどで止めておきましょう。
水冷ヘッドの配線をつなぐ
水冷ヘッドの配線から出ている2本の配線をマザーボードに繋ぎます。
- 水冷ヘッドのポンプ電源
- 水冷ヘッドのRGB
①の配線はマザーボード側が4ピンになっていますが、溝がピッタリ合うようになっているので気にせずにつないでください。
水冷ヘッドの配線はこの状態で完了なので、マザーボードの上で目立たないように整理してください。
ラジエーターファンの配線は、ケース外に出しておいてください。あとで他の配線とまとめて整理します。
ケースファンを取り付ける
ケースファンは Thermalright のRGBファンを使います。
初心者には配線が少し大変ですが、苦労するだけの価値があるくらいキレイに光ってくれます。
ここまできたらPCケースを起こして作業を進めましょう。
ファンを取り付ける前に、このゲーミングPCのエアフローを簡単に説明しておきます。
上記の写真の通りなのですが、吸気ファンが2つに対して、排気ファンが3つの「負圧」になります。ざっくりの特性としてPCケース内が冷えやすい設計。
デメリットはホコリがケース内に入りやすいことですね。
エアフローに関してはいろんな意見があるので、正解はありません。
天面に付いているホコリ防止フィルターを外して、ファンを2つ取り付けます。
天面につける2つのファンは「排気」なので、ファンの表側をケース内に向けて取り付けます。
ファンの側面に「風の向き」と「ファンの回転方向」が矢印で表示されているので、迷ったときは確認してください。
取り付け用のネジはファンに付属されています。
仮止めして位置を調整したら、ネジを締めて固定します。
ネジを締めるのにけっこう力が入ります。
裏面に取り付けるファンも「排気」なので、同じように取り付けてください。
ファンの配線は全てケースの外(サイドパネル側)に出しておきましょう。
電源ユニットを取り付ける
電源ユニットは安定した人気の玄人志向の650Wを選びました。
セミプラグイン式の電源ユニットなので、本体から出ているのは「マザーボード電源」と「CPU電源」の2本だけです。
無駄なケーブルがないので、配線整理しやすくなっています。
追加するのは1本だけなので、セットも簡単。
追加で挿すのは「PCI-E」というケーブルのみ。このケーブルはグラボ用の電源になります。
PCI-Eケーブルの何も書いていないほうを電源ユニット側に挿してください。
ケーブルをセットすると上記のようになります。
この向きのままPCケースにセットすればOKです。
電源ユニットを取り付けるのは、PCケースの裏面になります。
電源ユニットとPCケースのネジ穴を合わせてセットしましょう。
使用するのはPCケースに付属している「PSU」と記載されているネジです。
ネジを全て締めたら電源ユニットの取り付けは完了です。
電源ユニットに付いているスイッチは「ー」の状態がONです。ゲーミングPCを組んで動作チェックをするときは、ここを必ずONにしておきましょう。
「◯」がOFFで「ー」がON。
配線する(グラボ以外)
- マザーボード電源・CPU電源(電源ユニット)
- USB3.0(PCケース)
- HD AUDIO(PCケース)
- スイッチ類(PCケース)
- ラジエーターファン(ラジエーター)
- ケースファン(RGBファン)
上記の順に配線していきます。
配線は「電源ユニット」や「PCケース」から出ているケーブルをマザーボードに繋ぐのが基本。あとはRGBファンなど、選んだパーツによって手間が変わります。
焦らず1つずつ終わらせていけば、配線も意外と簡単ですよ。
グラボを付けると配線しにくいので、先にグラボ以外の配線をやってしまいます。
マザーボード電源・CPU電源(電源ユニット)
マザーボード電源・CPU電源は装飾ケーブルを使います。
装飾ケーブルは延長ケーブルのようなものなので、使い方は簡単です。
マザーボード電源用の装飾ケーブル(24ピン)をマザーボードに取り付けます。
- マザーボード側:オス
- 装飾ケーブル側:メス
ピンが出ているほうがオスですね。
装飾ケーブルはそのままだとまとまりがないので、付属の「ケーブルコーム」でキレイにまとめます。
上記のようにケーブルをまとめて、反対側をケースの外へ出しておけばOK。
まとめる作業がけっこう大変ですが、見た目をビシッと決めたい人はがんばりましょう。
写真では分かりにくいですが、ケーブルコームを4本使っています。
CPU電源(4+4PIN)も同じように装飾ケーブルを挿し込んでください。
現状は配線がグチャグチャになっていますが、気にせず進めていきましょう。
※上記写真の右上から2種類の装飾ケーブルがでていますが、CPUのケーブルが1本出ていればOKです。不要なケーブルを配線していました。
電源ユニットから出ている2種類のケーブルと、装飾ケーブルを繋いだら完了です。
24ピンと8ピンのケーブルですね。
USB3.0(PCケース)
PCケースから出ている「USB3.0ケーブル」は外からケース内に入れて、マザーボード電源の下に接続してください。
HD AUDIO(PCケース)
「HD AUDIO」のケーブルもPCケースから出ています。
PCケース下部から中に入れて、マザーボード左下に出ているコネクタに挿し込めばOKです。
上記のような感じでケース内に出ている状態です。
カラフルで目立ちそうな配線ですが、完成したらそこまで気になりません。
スイッチ類(PCケース)
スイッチ類は、PCケースから出ているケーブルの中で1番小さいタイプです。
マザーボード右下にあるピンに差し込むのですが、小さくて分かりにくいです。差し込むピンを間違えないように注意しましょう。
- 文字を上に向ける:「POWER SW」
- 文字を下に向ける:「H.D.D LED」と「RESET SW」
取り付けるのは9本のピンが出ている箇所なのですが、ピンが全て埋まるわけではありません。
ややこしい部分なので慎重にいきましょう。
ラジエーターファン(ラジエーター)
ラジエーターファンの配線は、水冷ヘッドの上にあるコネクタに差し込みます。
ラジエーターファンの裏側にある、PCケース右上の隙間から配線を外へ出すとキレイに収まります。
ケースファン(RGBファン)
- RGB制御:LEDの色やエフェクト
- ファン制御:ファン電源・回転数
使用するのはRGBファンなので、2種類のケーブルが出ています。
少しややこしいので順番に取り付けていきましょう。
まずは上記の通り、天面に取り付けたRGBファンのケーブルをマザーボードに取り付けます。
使用するThermalrightのRGBファンは、1つのファンをマザーボードに配線したら、あとはファン同士のコネクタを繋いでいけばOKです。
まずRGB制御のコネクタをマザーボード電源の上に挿します。
「ADDR_LED 1」と表記されている3ピンのコネクタです。
次はファン制御を挿していきます。
ラジエーターファンを配線したところの上にある「CPU_FAN2 / WP」という箇所ですね。
これであとはファン同士を繋ぐだけ。
配線後の状態を先に見てみましょう。
ここではマザーボードに配線したファンを①として順番に繋いでいきます。①のファンに②、②のファンに③という感じですね。
ファン制御のコネクタは4ピンのほうですね。繋げるだけでOKです。
RGB制御のコネクタは「オス」のほうにカバーが付いています。
①と②のファンのカバーは外してしまいましょう。
RGB制御のコネクタを挿すと上記のようになります。
③のファンはコネクタの「オス」が余ります。なのでRGB制御コネクタのカバーは外さなくてOKです。
RGBファンの配線が終わればあとは楽勝です。
グラフィックボードを取り付ける
グラボ(グラフィックボード)はRX 6650 XTを使います。
ゲーミングPCのメインパーツですが、取り付けはすごく簡単です。
グラボの側面には映像出力のポートがあります。
ゲーミングPCの映像出力はグラボから取るのが基本。モニターを使うときは、必ずグラボのディスプレイポート等に接続してください。
カバーが付いているので外しておきましょう。
上記がマザーボードに挿し込むところですね。こちらもカバーを外します。
ケース裏にあるスロットカバーは、 ◯ でチェックした「2箇所」のみ外してください。
指で押してグリグリしていると外れます。
画像右側のカバーは、ドライバーで回して外しましょう。
グラボは上記の向きで取り付けます。マザーボードの赤枠で囲んだ箇所に差し込めばOKです。
グラボを差し込む前にマザーボード側の「ラッチ」を下げておきます。
スロット側の位置も確認しながらセットします。
グラボの取り付けもメモリを挿したときのように「カチッ」というまで、しっかり差し込んでください。
スロット側はネジ2本で固定。
電源ユニットのときに使ったネジと同じタイプを使っています。
グラボの配線をします。
装飾ケーブルは「6+2Pin」を使用して、電源ユニットから出ている「PCI-E」に繋ぎましょう。
これで全ての配線が終わりました。
動作確認をする
- 問題なく電源が付くか
- ファンが回っているか
- 抜けている配線がないか
電源コードを挿したら、PCケースの「POWER」を押して動作を確認します。
水冷ヘッドのLED部分は手でクルクル回せるので、ロゴがズレていたら向きを合わせてください。
全ての動作に問題がなければ配線は問題なし。 ただし、この時点でメモリやSSD、グラボの動作は確認できていないので注意してください。
挿し込みが甘いと動作しないものは注意です。
組み立てたゲーミングPCにOSをインストールする
- インターネット回線(有線LAN)
- 確認用のモニター
- キーボード・マウス
ここからは上記のものが必要です。
Windows OSをインストールして、PCとして機能するように設定していきます。
モニターをゲーミングPCに繋いで、本体とモニターの電源を入れます。
ゲーミングPC側のケーブルは必ずグラボに挿してください。マザーボード側のポートに繋いでも映像は映りません。
上記のような画面になればOK。まずはひと安心ですね。
何もせずに放置していると上記の画面になります。
YouTubeやっている自作ゲーミングPC動画なんかでは、ここでBIOS画面になったりしていましたが、私はこの画面の状態でした。気にせず進みましょう。
BIOSの設定はあとからでも確認できます。
ここで「Windows 11 Home」のUSBメモリーを使います。
USBメモリーと一緒に写っている用紙に「プロダクトキー」が記載されているので、出しておきましょう。このあと使います。
PCケース本体に挿して「RESET」を押してください。
- インストールする言語:日本語(日本)
- 時刻と通貨の形式:日本語(日本)
- キーボードまたは入力方式:Microsoft IME
- キーボードの種類:日本語キーボード(106/109キー)
しばらくすると上記の画面になるので、順番に進めていきましょう。
基本的に「次へ」をクリックしていくだけです。
上記の画面では「プロダクトキー」を入力してください。
ライセンス条項に同意して次に進みます。
新規でWindowsをインストールするので「カスタム」を選んでください。
上記の表示のまま次へをクリックします。
Windowsのインストールが始まるので、しばらく放置です。
ここからはWindows 11の初期設定が始まります。
あとは順番に入力していくだけでOKです。アカウント設定など基本的なことなので、難しいことはありません。
初期設定が終わったらゲーミングPCを仕上げます。
ゲーミングPCの動作に問題がなければ配線を整理する
ここでようやく配線をキレイにします。
ゲーミングPCの電原が付いた時点で整理してもいいのですが、ミスがあった場合に対処しやすいよう最後に回しました。
配線をまとめるだけの作業。サイドパネルが閉まればOK。
グラボホルダーも取り付けます。
取り付けは、グラボの下にネジで固定するだけでOKです。
最初に選んだグラボホルダーはサイズが合わず加工が必要だったため、後日他の商品に変更しました。
下記のグラボホルダーを使っています。
初めての自作ゲーミングPCでしたが、満足できる仕上がりで完成しました。
水冷ヘッドやポート類(マザーボード)に付いている保護フィルムも忘れずに外しておきましょう。
- 組むのは意外と簡単
- 配線作業が1番迷う
- 自分好みのPCは最高
最初は完成品のBTOパソコン検討しましたが、最終的には「予算を抑えて自分好みにできる」というメリットに惹かれて自作を選びました。
「子供の頃にプラモデルを組んだ経験がある」っていうレベルの私でも問題なし。興味のある人はマネしてみてください。
「ここの画像を増やして!」など、疑問や質問があればコメントお待ちしています。
完成した自作ゲーミングのパーツは下記で紹介しています。
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