iPhone7も楽天モバイルで使えるようになりました!
公式ページでも発表していますが、iPhone 6s以降の機種に対応しています。

iPhone 6s以降を使っている人は安心して申込みに進んでください!
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iOS14.2でも動作確認できました(2020年12月1日更新)

iPhone用に新規でSIMカードを購入しました。心配していたmy 楽天モバイルでもちゃんとデータ通信が認識されます。

先に結論をいうと、パートナー回線ではいい感じに使えていますが、楽天エリアでは動作確認はとれていません。
iPhone7:確認できた動作
試したもの | 結果 |
通話(標準) | ◎ |
通話(リンクアプリ) | ◎ |
SMS(標準) | ◎ |
SMS(リンクアプリ) | ◎ |
インターネット | ◎ |
テザリング | ◎ |
まず前提として、楽天モバイル公式ではiPhone7は使えないとなっているので、ここで解説する方法は非公式。

画像引用元:MMD研究所
自己責任にてお願いします。
また、ここで紹介する方法は「麩菓子の雑記帳」(←PCに慣れているかたはコチラを推奨)を参考にしたものです。

ざっくり説明すると、PCを使ってiPhone7に設定を加えることでパートナー回線で使えるようにするもの。
この記事の内容はこんな感じ
- 超初心者がゆるくやっている
- 画像付きで手順がわかりやすい
- Macを使った方法で解説している
- iPhone7ユーザーは真似すれば設定が完了する
Mac歴2ヶ月の僕でも成功しました。パートナーエリアで諦めていたiPhone7ユーザーはぜひ試してみてください。
今回の設定を行うために準備しておくこと・注意点

まず作業に入る前に準備しておくものを紹介。
Windowsユーザーは「しゅうのブログ」を参考にしてみてください。
楽天アンリミットのSIMカードを準備
この方法は「楽天アンリミット 」をパートナー回線で使用するためのもの。
iPhone7と「楽天アンリミット」のSIMカードを用意してください。
また、ここで紹介する手法を応用すれば下記の端末でも使えるようになります。
対応端末
- iPhone 5s
- iPhone 6、6+
- iPhone 6s、6s+、SE
- iPhone 7、8、7+、8+
- iPhone X、XR、XS、SMax
- iPhone SE 第2世代

iPhone7のSIMロックを解除する

必ずSIMロック解除してあるiPhone、またはSIMフリー版を使ってください。
ちなみにこの記事で使ったiPhone7は、UQモバイルで購入した端末です。

まだ解除していない場合は、こちらのSIMロック解除を自分でやる方法を参考にどうぞ。
iPhoneにプロファイルをインストール
今回使用するプロファイルは「麩菓子の雑記帳」に記載されているものを使わせていただきました。また、こちらで作っても問題ありません。
楽天アンリミット用のプロファイル作成方法
- APN:rakuten.jp
- ユーザー名:(空欄)
- パスワード:(空欄)
- メモ書き:(空欄)
- IPv6対応版を作成:「はい」にチェック
上記を入力して「プロファイルを作成」をタップすればOK。僕は自分で作ったプロファイルで使用しています。
必ずiPhoneのブラウザ「Safari」からダウンロードしてください。
ダウンロードが終わったら、設定→一般→インストールでOK。

よくわかんないよっていう場合は、こちらのAPN設定も合わせて読めばわかりやすいかなと思います。
Macに「The Unarchiver」アプリをインストール
The Unarchiverはこちらからダウンロードできます。

楽天アンリミットをiPhone7で使うためのファイル作成

それではここからが本番です。
おおまかな流れ
- PCで専用のファイルを作る
- 作ったファイルをiPhone7に適用させる
- iPhone7でも楽天パートナー回線が使えるようになる
※使用環境はMacです
めんどくさいのは手順①だけです。
表現が合っているかはわかりませんが、ここでは手順①を「分解する作業」と「組み立て作業」に分けました。

必要なiOSのデータをダウンロードする
それではまず分解する作業を進めていきます。
iPhone7(iOS 13.6)の人は「ここのページ」からダウンロードをクリックすればOKです。
まずはこちらのIPSW Downloadsから「iPhone」をクリック。
すると、iPhoneの全モデルがズラッと並んでいるので、その中から使っているiPhoneを選択してください。
日本国内で購入したiPhoneの場合は「Global」と表記されているものを選べばOK。

ここでは一番上の最新OS(iOS 13.6)を選択します。今回使っているiPhone7のOSも一緒の状態です。
ダウンロードが完了したら、あとはMac上でこのファイルを分解する作業をしていきます。
ここまでのまとめ
iPhone7(Global)を選択
iOS 13.6のファイルをダウンロード
ダウンロードしたIPSWファイルをアプリを使って展開
ダウンロードしたIPSWファイルを分解していきます。「展開」というのですね。笑
ダウンロードしたファイル「iPhone_4.7_P3_13.6_17G68_Restore.ipsw」をデスクトップに貼り付けて作業を始めます。
IPSWファイルを右クリックで開いていけば、インストールしておいた「The Unarchiver」で展開されていきます。
展開が完了すると「iPhone_4.7_P3_13.6_17G68_Restore」というファイルが登場するので右クリックで開いてください。
この中にある1番大きいサイズのDMGファイル「038-51592-078.dmg(3.78GB)」をこのあと開いていきます。

展開したDMGファイルをさらに開いていく
今からする作業は「KDDI_UQ_LTE_only_jp.bundle」と「Unknown.bundle」というファイルをGETするためのもの。
- 038-51592-078.dmg(3.78GB)
- System
- Library
- Carrier Bundles
- iPhone
- KDDI_UQ_LTE_only_jp.bundle
「KDDI_UQ_LTE_only_jp.bundle」は、かなり大量のファイルの中にあるので頑張って探してください。

2つのファイルを見つけたらデスクトップにでも貼り付けておきましょう。

「Unknown.bundle」も同じ手順で、「.bundle」を切り取ってしまいましょう。
そうすると、ファイルの形が変わって開けるようになるはずです。
iPhone 7の場合
- KDDI_UQ_LTE_only_jp:中のファイル数「10」
- Unknown:中のファイル数「5」
※他のiPhoneでは一緒の数になるかわかりません
これで次に作る「IPCCファイル」の材料が揃いました。

楽天アンリミットでiPhoneを使うのに必要な「IPCCファイル」を作成する手順

ここからは用意したファイルを組み立てる作業です。
ファイルの使い分け
- KDDI_UQ_LTE_only_jp:楽天アンリミット用
- Unknown:iPhoneを初期状態に戻すために使う
②のファイルは、iPhoneを設定をもとに戻すためのIPCCファイルの材料になります。

iPhone7を使うのに必要なIPCCファイルの作成手順

完成までの大まかな流れ
- Payloadというフォルダーを作る
- その中にUnknownというフォルダーを作る
- UnknownにKDDI_UQ_LTE_only_jpの中身をコピー
まずは新規フォルダを作成して、Payloadという名称をつけてください。
つぎは今作ったPayloadを開いて、中に「Unknown」というフォルダを作成します。
今はPayloadというフォルダの中に「Unknown」というフォルダが入っている状態です。
それではこの「Unknown」の中にKDDI_UQ_LTE_only_jpの中身をコピーしていきます。
「KDDI_UQ_LTE_only_jp」の中に入っている10個のファイルをコピーして、Unknownフォルダに入れていく作業です。

現在のフォルダを確認
- 「Payload」の中にUnknownがある
- Unknownの中に10個のファイルが入っている
上記の状態になっていればOK。もうすぐ完成します。
つぎは「Unknown」に「.bundle」を追加。
右クリック→名前を変更→「Unknown.bundle」に変更するだけでOKですよ。
これでファイル形式が変更されたので、専用のアプリがないと開けない状態。
今度は「Payload」を圧縮して、ZIPファイルを作ります。
右クリック→「”Payload”を圧縮」をクリックすればOK。
ここまで来たら完成したようなものなので、サクッと解説します。
- 「Payload」を圧縮
- 「Payload.zip」ができる
- 「Payload.zip」→「Payload.ipcc」に変更
これで完成!この「Payload.ipcc」があれば、楽天アンリミットをiPhone7で利用できます。

iPhone7をもとの状態に戻すためのIPCCファイルの作成手順
完成までの大まかな流れ
- Payload2というフォルダーを作る
- その中にUnknownというフォルダーを作る
- Unknownに「Unknown(ダウンロードした)」の中身をコピー
ここからは今までの作業と同じなので、サクッと簡単に解説します。

手順は一緒、まずは新規で「Payload2」というフォルダーを作って、その中にUnknownという名前をつけてフォルダを作成。
Unknownの中にダウンロードした「Unknownファイル」の中身だけ(5つのファイル)をコピーしていきましょう。
中身をコピーしたら、Unknownに「.bundle」を追加して保存。
Payload2からIPCCファイルを作成
- 「Payload2」を圧縮
- 「Payload2.zip」ができる
- 「Payload2.zip」→「Payload2.ipcc」に変更
これで2つのIPCCファイルが揃いました。

作成したIPCCファイルを再度確認する
念の為ここで作成したIPCCファイルをおさらい。
楽天アンリミット用のファイル
- Unknownの中には10個のファイルが有る
- 中のファイル名をUnknown.bundleに変更した
- 最後に作成したファイルはPayload.ipccになっている
このファイルを使えばiPhone7でも楽天アンリミットを使えるようになります。
初期状態に戻す用のファイル
- Unknownの中には5個のファイルが有る
- 中のファイル名をUnknown.bundleに変更した
- 最後に作成したファイルはPayload.ipccになっている
このファイルはiPhone7をもとの状態に戻すためのファイルです。
楽天アンリミット用→今の状態に戻せます。

作成したIPCCファイルをiPhone7に適用させる手順
それではようやくiPhoneの設定をPCで変更していきます。iPhoneとPCをつなぐケーブルを準備しておきましょう。
また、「iPhoneを探す」をオフにしておく必要があります。
設定から上記の手順で「オフ」に切り替えておきましょう。

Macのターミナルにコマンドを入力する
まずはターミナルを開いてください。
Launchpadを開いてターミナルといれれば出てきます。
ターミナルで、使っているMacのOSに合わせてコマンド入力。
macOS Catalina 10.15以降
defaults write com.apple.AMPDevicesAgent carrier-testing -bool YES
macOS Mojave 10.14以前
defaults write com.apple.iTunes carrier-testing -bool YES
macOS Catalina 10.15以降であれば上記のようになります。間違いのないようコピペを推奨。
iPhone7とMacをつないで「iPhoneを復元」
iPhoneとMacをケーブルでつないだら、ファインダーを開いてください。
ここで信頼をクリックするとiPhoneにも通知が来るので、信頼をタップ。

ここからまたPCでの作業に入ります。
ソフトウェアの使用許諾契約を見てから、同意にチェック→続ける。
キーボードのoptionボタンを押しながらクリック。
すると、ファイルを選択できるので「Payload.ipcc」を選択して開くをクリックすれば完了です。
成功しても特に何も起こりません。ちょっと不安になりますが、問題ないのでそのままiPhoneをチェックしましょう。
完了したらiPhone7の挙動をチェック
「Rakuten 4G」が出てればとりあえず成功です。電話やインターネットにつながるかを確認してください。

うまくいかないときの対処法
- まずは再起動する
- 機内モードをオン・オフ
- モバイル通信を確認する
設定が完了したらまずiPhoneを再起動させましょう。
つながったあとのiPhoneの状態

- モバイルデータ通信:OK
- 通信のオプション:OK
- インターネット共有:OK
- 通信事業者サービス:UQモバイル
- ネットワーク通信:Rakuten
上記のようになっていればパートナーエリアでは問題なく使えます。

楽天パートナー回線でiPhone7がどれくらい使えるかレビュー

動作確認として色々試したので報告します。
iPhone7:確認できた動作
試したもの | 結果 |
通話(標準) | ◎ |
通話(リンクアプリ) | ◎ |
SMS(標準) | ◎ |
SMS(リンクアプリ) | ◎ |
インターネット | ◎ |
テザリング | ◎ |
※パートナー回線:北陸エリアです

まだ検証期間は短いですが、楽天アンリミットで使えるアプリも問題なく使えました。

パートナー回線を掴んだ!速度も問題なし
楽天回線エリアでは試していませんが、パートナーエリアと同じ速度がしっかりでます。

※右がiPhone7です
対応のAndroid端末(OPPO Reno A)との比較です。平均速度や使用感は体感ではわからないレベル。
まだそこまで使い込んでないのですが、回線も途切れないしイイ感じです。

楽天リンクアプリでの通話もできる!
通話も問題なし。こうやって改めて比較すると、通話品質にも差がないように感じます。
通話自体あんまりしないんですが、ちゃんと使えるのは安心ですね。着信中もちゃんと楽天リンクって認識していますね。
SMSも送信OK・受信OK!SMS認証もクリア!
通常のアプリ、楽天リンクアプリでもSMSが使えます。

iPhoneを場合は楽天会員ID、電話番号を入力すれば楽天リンクアプリを使い始められます。
どちらも問題なし。受信はすべて楽天リンクのほうに入るようになっています。

テザリング・高速通信の切り替えもOK
ここまで使えるとは完璧ですね。パートナーエリアでは使うこともないかもしれませんが、、、

ちゃんとテザリングも飛んでるし、速度もパートナー回線と同じ。

高速モードの切り替えもOK!


まとめ:楽天アンリミットは設定さえできればiPhone7でも使える!
それではまとめです。
iPhone7でも楽天アンリミットが使うことができました。
iPhone7:確認できた動作
試したもの | 結果 |
通話(標準) | ◎ |
通話(リンクアプリ) | ◎ |
SMS(標準) | ◎ |
SMS(リンクアプリ) | ◎ |
インターネット | ◎ |
テザリング | ◎ |
※パートナー回線:北陸エリアです
とはいえiPhoneでの動作は公式では保証されていないので、この記事の方法を試すのは自己責任でお願いします。
個人的には動作などの結果には大満足。

もしこの記事での方法を試した結果など、報告もらえたら嬉しいです。
\ 初回はプラン料金3ヶ月無料 /

お気軽にどうぞ!